20代だった頃に、キャバ嬢として働きました。
きっかけは当時お店のボーイをしていた男性から、スカウトされたことです。
飲み屋街の入り口に喫茶店があるのですが、そこのパフェが美味しいと評判で、一人でふらりと行った時でした。
水商売とは縁が無いと思っていましたので驚きましたが、ボーイさんが真面目そうな雰囲気の若い男性だったので、話を聞いてみることに。
オーナーさんもとても優しい方だったので、入店を決めました。
ちなみに、当時私は在宅で仕事をするフリーランスというやつでしたので、仕事の時間は自由です。
そのため、興味本位での入店でもありました。
当時はドレスといえば、いかにもなキャバドレスばかり。
最近だとワンピースっぽいタイプなんかも多いですよね。
しかし、当時は完全にドレスばかりで、そういうのは持っていませんでしたので、お店から借りました。
キャストは30人くらいなので、中型くらいの店舗です。
いじめなどはありませんでしたが、結構気の強い子はいました。
でも派閥とかは無く、控えスペースでもみんな順番に座っていくような感じ。
店で一番長く働いていたキャストがとても性格の良い方だったので、それも雰囲気の良さにつながっていたと思います。
お客様は30代から40代くらいの男性が中心だったので、結構年齢層は若い方でした。
その分いわゆるガチ恋状態になる方が多く、こちらは色恋をしたくなくても、勝手に向こうがそうなってしまうことがほとんど。
そのため、ちょっと疲れてしまうことは多かったです。
ただキャバ嬢になってみて、案外お客様は若い方も多いのだなと思いました。
私を好きになってくださったお客様の多くは、清潔感があってしっかりお仕事をされている方です。
プライベートで知り合っていたら、お付き合いしたかったなぁと思うようなイケメンさんもいたのには、びっくり。
正直なところ、モテない、誰からも相手にされないようなタイプの方が色恋にハマると思っていましたので。
そこは意外でした。
ただ私の場合は元々モテるタイプではありませんでしたので、自分を好きだと言ってくれる人から、うまく売上を引っ張るというのがストレスになってしまったんです。
他のキャストに比べてやっぱり芋くさかったですし、そこまでキャバ嬢になりきれなかったというか。
結局それでやめてしまいましたが、お仕事としては楽しかったですよ。
もちろん嫌なお客様もいますが、それ以上に楽しかったと思っています。